今度の2月で愛車のフィットが納車から2年になります。
そして、この1月は車検の時期でもあります。
そして、人生初の車検です。
所有しているバイクも車検のないバイクなので、人生初です。
予約のタイミングが分からず、車検切れ1ヶ月内くらいで予約してしまったので、ギリギリでした。
次回の車検の時はもっと余裕を持って予約をしようと思います。(3ヶ月くらい)
そして車検は日数がかかるので、代車を借りました。
フィットと比べて全長が40cmくらい長いので、運転するときに緊張しました。(特に駐車場。)
まだ1回しか乗ってないですが、フィットとの比較をします。
【前席シート】
運転席の素の状態でのホールド性はフィールダーのほうが安定しているなと感じました。横の出っ張りの幅が狭いので、胴体を支えてくれている感はフィールダーが上でした。
調整の幅は、フィットのほうが高さ調整もできるので、色々な人に合わせやすいと思います。
座面の高さは、フィットのほうが高いです。フィットの高さに慣れているので、フィールダーのシートはやや低く感じました。
代車だから緊張しているというのもありますが、座ったときの安心感はフィットが上です。見晴らしがいいと思います。
【リアシート】
ここはフィットのほうが圧倒的にいいなと思いました。
フィールダーの後席のいいところは、アームレストと、真ん中の人のヘッドレストがある点です。
フィットの売りの1つが後席のアレンジの多様性なので、ここは負けても仕方がないかもしれません。
フィールダーの足元空間はとにかく狭いです。
前席が後ろまで下げていたら、後席の人の足の自由はほぼないです。
【ラゲッジルーム】
縦の広さはフィールダーのほうが広いです。
車両全長が40cmも長いので、当然といえば当然かも知れないですが。
ただ、フィットの荷室も広く、後席を使ってても十分荷物が載ります。
ちなみにフィールダーの方はラゲッジルーム横に後席を倒せるレバーが付いています。
無いよりは少し便利かもしれません。
【ナビ】
フィットのナビは暗いときにボタン(物理ボタン)が光るのでどこがどのボタンか一目でわかるので操作がしやすいです。
あと、時計は下地が黒で白文字表記なので見やすいです。
フィールダーのナビは、ボタンのほとんどが、ナビの画面の中にあります。
なれないと操作がわかりにくかったです。
時計がオレンジ色の文字単体で地図の上に直接表示されているので見づらいです。
本当に見づらい。
あと、画面デザインがらくらくホンみたいでした。
テレビの受信は、フィールダーのほうが安定していました。
【シフトレバー】
フィットはシンプルな一直線のシフトで、PRNDSLの順で並んでいます。
メーターにもその順で書かれているのでわかりやすいです。
RやLにはボタンを押しながらシフトを操作します。
フィールダーのシフトはガタガタ動かすタイプで、縦だけでなくて横にもシフトレバーを動かします。
ローギアはB表記です。
ボタンは付いていないので、動かすだけでシフトを変えます。
メーターにも今どれに入っているかは表記されますが、今入っているシフトしか表記されないので、どっちに動かせばセカンドなのかとかは運転中だとわかりにくかったです。
フィットの時は坂道を下るときにノールックでセカンドにしていましたが、フィールダーのシフトには慣れていなかったので、信号待ちのときにシフトの切り替えをしました。
【灯火類のスイッチ】
フィットはオートハイビームの機能がないので、他のオートハイビーム車全てがそうなのかは知りませんが、フィールダーには、オートハイビーム、ハイビーム、ポジション、オフしかありませんでした。ロービームがないのと、メーターにハイビームの表記が出ないし、スイッチの方も光らないので今どれに入ってるのかも夜間は見づらいしで、ここは本当に最悪でした。
前車がいるのにハイビームで走ってる車達は、こういう車なんだろうなと思いました。
フィットは、オフ、ポジション、ロービーム、押してハイビーム引いてパッシングです。
並び的にもどんどん明るくなる順番なのでわかりやすいです。
今更ですが、フィールダーも押してハイビームだとは思います。けど、スイッチに書かれたマークはハイビームのイラストなので、実際に付いているのがハイなのかローなのか良く分からないです。
とりあえず明るかったのと、信号待ちで前車のナンバーあたりから下を照らしていたので、少なくとも近いときはロービームに切り替わっているみたいです。
【ミラー】
フィットのほうがミラーが大きいのか、曲率の違いなのか視界が広いです。
フィットでバック駐車する時は調整せずとも下のラインが見やすいのですが、フィールダーはラインが見づらかったです。
その差もあったので車線変更の時はいつも以上に気を使いました。
死角が広いのは不安要素が増なので。
これは、ミラーではないんですけど、代車のフィールダーにはバックカメラはついてなかったです。
カメラがないと、どこまで下がっていいかが分かりにくいので、あったほうが楽です。
【アクセル】
おそらくですが、代車のフィールダーはATなので変速ショックというか、チグハグ感がCVTのフィットより感じました。
機構の問題なのでしょうがないかもしれませんが、ちょっと低速時の運転がしにくかったです。
踏まないととてもゆっくりで、ちょっと踏むとグッと進もうとするので疲れました。
CVTの滑らかさに慣れていると運転しにくいです。
エンジンはフィットは1.3L100馬力でフィールダーは1.5L109馬力です。
馬力はフィールダーのほうが上ですが、アクセルを踏んだときに回転数は上がるけど速度の伸びは微妙に感じました。
23万キロ走ってる個体なのでしょうがないかもしれないですけどね。良く頑張ってるとは思います。(ちなみにフィットは7万キロちょっと)
【ブレーキ】
フィールダーのブレーキペダルは踏み心地が柔らかいというか、奥までニュルっていくような感じがしました。
やけに踏み込めるというか、シートポジションに悩みました。
効きはどっちも大差なしです。
【ハンドル】
フィールダーの方はフィットよりもステアリングのサポートがより出てくるような感じがしました。
信号待ちでちょっと動かしたときにハンドルがキュッとより動こうとするような感触がありました。
どういう原理なのか、タイヤサイズの違いからなのかは分かりません。
【視界】
フィットは運転席から、フロントガラスの前端までが遠く、広々と感じます。ただ、日がさしたときのダッシュボードの映り込みが激しいです。
フィールダーは普通の車と同じ形なので、フロントガラスの前端までの距離は遠くなく、フィットに比べれば窮屈に感じます。
とはいえ、運転していれば慣れました。
斜め前の視界は、三角窓と、サイドミラーの位置関係でフィットのほうが視界が良かったです。
【総評】
今回は愛車のフィットとの比較でしたが、カローラフィールダーの当時の競合車種としてはフィットシャトルの方かなと思います。
パワーの点(120馬力)でも、室内空間の点でも、フィールダーより上だと思います。
廉価グレードなら価格も大差ないのでフィールダーとシャトルの一騎打ちなら、シャトルは勝てると思います。
カローラフィールダーはカローラシリーズでまとめて売上が出されるのでフィールダーだけでの売上は良く分からないですが。
あの販売台数の出し方あまり好きじゃないんですよね。例えば現行ならヤリスの売り上げは、ヤリス、ヤリスクロス、GRヤリスの合計が販売台数で出されるので、そりゃ多く見えるよなと感じます。
カローラも、カローラ、カローラアクシオ、カローラクロス、カローラフィールダー、カローラスポーツなどどう考えても別車種みたいなのも含めての数ですからね。変な感じです。
同じ土俵同士、コンパクトカーならコンパクトカー同士、SUVならSUV同士で販売台数は出して欲しいものです。
あんな売り方で売上ナンバーワン言われても信憑性が薄いです。
話がそれました。
まあ、悪くない車だとは思います。
ただ、フィットが良すぎるので次の車候補が見つからないです。
WR-V良いなと思っていましたが、後席がフルフラットにならないし、新車にしては安いけど、270万で買ったとして、10年乗って1年あたり27万プラス諸経費。
そう考えると、コミコミ37万とタイヤとドラレコ付けて総額45万いかないくらいでフィットは買えてるし、そこまでフィットに不満があるわけでもないし、わざわざ新車で買わなくてもいいかなと思い始めました。
いつまであのフィットに乗れるのか、とりあえずヘッドライトの内のうっすら汚れが気になるのでそこさえ克服すれば長く乗れそうな気がします。
大事に乗ってても、年数が経つと税金が上がるようなクソみたいな税制が無ければ、最高なんですけどね。
13年おきに新車に乗り換えるくらいなら、中古に長くなったほうが環境の負荷も少ないと思うんですけどね。
なにはともあれ、これからもよろしく、フィット。
君は最高だ。